せっかく左官職人が仕上げた美しい漆喰壁に、ふと見ると細い筋のようなひび割れを見つけてショックを受けた経験はありませんか。
「これって手抜き工事じゃないの?」と不安になる方もいるかもしれませんが、実は漆喰という素材の特性上、ひび割れ(クラック)は切っても切れない関係にあります。
まず知っておきたいのは、ひび割れには「心配ないもの」と「すぐに対処すべきもの」の2種類がある点です。
漆喰は空気中の二酸化炭素を吸収して、長い年月をかけてゆっくりと固まっていく性質を持っています。
その乾燥の過程で、水分が抜けて全体がわずかに収縮します。
この時に発生する髪の毛ほどの細いひびは、構造上の問題ではなく、むしろ天然素材が呼吸している証拠とも言えます。
では、具体的にどのような状態なら安心なのか。
目安として、ひびの幅が0.3ミリ以下であれば、急いで補修する必要はありません。
0.3ミリというと、ちょうど名刺が差し込めないくらいの細さです。この程度のひびは、漆喰の調湿機能を損なうものではありません。
一方で、注意が必要なのは以下のようなケースです。
・ひびの幅が1ミリを超えている
・壁の一部が浮き上がっているように見える
・ひびから水が染み込んでいる跡がある
もしも「このひびは大丈夫かな?」と不安に感じることがあれば、お気軽にご相談ください。
恵那市周辺にお住まいの方からのご相談が多くなっています。